うつ病を乗り越えるために大切なこと:私の体験から学んだこと

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うつ病ってしんどいですよね。
「うつ病の症状が出ている方かも…」という方や
抗うつ状態、適応障害と診断された方も焦るし不安になりますよね。
働けない自分が情けなく思ったり、周りの人と比べて落ち込んだり…。

この記事は
「うつ病を経験して、一時期は文字も読めなくなった私の体験談」を元に、
少しでも良い方向へ向かって貰えたら良いなと思って書いています。
私は、一時期は諦めそうになったこともありましたが、今は毎日笑って過ごせています。
大丈夫ですよ。

うつ病に関して「頑張る」ことは逆効果である

「頑張る」ことは逆効果です。

というより「頑張りすぎている」んですよね。

うつ病などの症状が出始めた人は、まず休むことをお勧めします。

「性格傾向」も発症要因のひとつです。「うつ病とは」で説明したように、脳のエネルギーが欠乏した状態をうつ病と考えると、義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする性格の持ち主は、エネルギーの放出も多いということになります。努力の成果が伴っているうちはエネルギーの回復もみられますが、成果が出せない状況が生じたり、エネルギーの枯渇が起これば発症の危険が高まります。

引用元-厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳

私の場合は適応障害らしき症状が出ていたのですが、特に病院に行かず働き続けていました。

転職をして一度は収まりましたが、また症状が出てきて、今度はうつ病になっていました。

一度目に症状が出たときに病院に行って、

頑張りすぎないことを気を付けていればもしかしたらうつ病になっていなかったかもしれません。

 

うつ病の体験談Q&A

病気の症状が出ないようにするためにしたことは?

つまり周りの人に隠すということですね。

私は職場の人に体調がおかしくなっているのを隠しながら働いていました。

答えになっていませんが、これはやめた方が良いです。

無理はしない。

仕事がつらくて泣きながら帰る女性のイラスト

体調がおかしくなっているのを隠し続けた結果、

症状が増えたり重くなって隠せなくなりました。

病院に行ったきっかけは?どんな症状が出ていくことを決めた?

病院に行ったきっかけは、文字が読めなくなったことです。

それまでも眠れなかったり、興味がなくなったり、呼吸が苦しくなったりなどの症状は出ていましたが、

職場には隠してへらへら笑って、我慢して仕事していました。

今にして思えば何をやっているんだ…という感じです。

しかし文字が読めなくなったことで仕事に明らかに支障が出てきました。

うつ病で文字が読めない女性

職場の方の言っている言葉もうまく言語として理解できなくて

まず音として流れてくる感じでした。

やばい!と思って病院に行きました。

文字が読めなくなってから病院に行くまでも、数週間あいたので大変でした。

なぜなら病院の予約が取れないからです。

心療内科の予約って本当に取れないですよね…特に新規の患者さんは受け付けていなかったり、受付人数がかなり少なかったり。

薬は飲んでいた?どんな薬?

私は薬は飲んでいませんでした。

医師の方に「飲みたくないです」と伝えたら、意思を尊重してくれました。

症状にもよるかもしれませんが、飲みたくない人はその旨を伝えれば処方されないかもしれません。

因みに私の症状の程度については「この心療内科に通っている患者さんの真ん中くらい」と医師の方が言っていました。参考までに。

うつ病のあいだ、どのように過ごしていた?

最初のうちは朝起き上がれなかったので、

起き上がれないな…と思いながら天井を見ていることが多かったです。

次第に起き上がれるようになって、散歩少しずつ出来るようになって…という感じです。

本当にしんどい時期は難しいかもしれませんが、

少し落ち着いたら、

自分の小さな「できる」をとにかく褒めてあげてください。

玄関の靴を揃えられる、開けた扉を閉められる、家族におはようと言える…など。

うつ病のあいだの生活費はどうしていた?

①会社員時代の貯金

当時貯金をしていたので、引っ越しをして療養するつもりでした。

実家にいると、「娘がうつ病という事実を受け入れられず、怒鳴ったり罵倒する」父と衝突してしまうためです。

しかし、お金があっても、うつ病の症状で文字が読めない

人の言っていることも何度も脳で噛み砕かないと1回では理解できない。

引っ越しの書類説明を受けることができない状態でした。

盲点でした。

お金があっても情報を処理することが出来ないとうまく使えないのだと思い知りました。

 

当時引っ越しや家賃には使えませんでしたが、

ある程度文字が読めるようになってからは、

貯金は国民年金などの支払いや、生活に必要なものを買うことに使っていました。

②祖母の家に住んでいた

幸い祖母が「家においで」と言ってくれたので祖母の家に暫く住んでいました

本当にありがたかったです。

そのため生活費は祖母が出してくれていました。

私の貯金もありましたが、当時は生活費がどれくらいかかっているのか分かりませんでした。

文字が読めないくらいですから、思考しようとしてもうまくいきませんでした。

分からないからとにかく銀行から多めにおろして渡そうとしましたが受け取ってもらませんでした。

 

今では別々の家に暮らしています。

祖母孝行のために月に1度は顔を出しています。

相変わらずお金は受け取って貰えないので、ちょっとしたプチギフトを渡しています。

祖母の誕生日には、祖母がだいすきな苺のショートケーキを買っていきます。

苺のショートケーキのイラスト

③2年4ヶ月のあいだ、給付金を受け取っていた

うつ病だけど仕事を辞めたら生活費が…という心配があると思います。

私は傷病手当金を受け取っていました

ひとつの病気につき、1年間半受け取れます。

働いていた時のお給料の6割の金額で受け取っていました。

私はうつ病で1年間半受け取っていました。

うつ病の数年前に適応障害と思われる症状が出ていたので、

その時も病院に行っていたら、

適応障害で1年間半受け取れていたかも、と今になって思います。

 

その後は10か月失業手当給付金を受け取っていました。

働いていた時のお給料の8割の金額を受け取っていました。

人によって割合も違うので、1例として参考にしてみてください。

治るまでどのくらいかかった?

うつ病とうつ病でない人の状態って地続きなので、

どこからがうつ病が治ったと言えるかは曖昧なのですが…安定してきたと感じたのは発症から1年後くらいからです。

具体的には「無理をしなければ電車で1時間くらいの場所に遊びに行ける」とか

「家事を毎日手伝える」とかでしょうか。

1年半後からはちょっとしたことでぐるぐる考えることが無くなってきました。

その頃は祖母とは別の家に住んでいたので、献立も自分で考えなければなりません。

症状は良くなっていたので、

「献立を考えて、ほぼ毎日料理を作る」が出来るようになっていました。

うつ病を治すにあたって効果があったことは?

焦らないことです。

治るまでにかかる時間は人それぞれですから、焦らないのが良いと思います。

ついつい焦ってしまうので難しいですけどね…。

また、厚生労働省によると

うつ病の再発率は60%だそうです。

メンタルヘルス不調もまた、他の病気と同じように再発の防止が大切です。再発に関する報告によると、うつ病の再発率は60%もあり、その後再発を繰り返すとさらに再発率が高くなるとされています(※1)。再発を防ぐために、ご本人は職場復帰をあせらないこと、また、ご家族も休業中の安心できる環境をつくり円滑な職場復帰を支援することが大切です。
「もう働ける」と感じても、主治医の意見に耳を傾け、普段の様子を見ているご家族のご意見も参考にして、再発しない、ゆとりのある職場復帰をしましょう。

※1 厚生労働省 地域におけるうつ病対策検討会「うつ対応マニュアル-保健医療従事者のために-」(平成16年1月)「コラム・活動事例・資料編」の「資料1:うつ病について」より

引用元-厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳

そのため、症状が落ち着いた今でも「完治した」とは思わないようにしています。

「ずっと付き合うもの」と思って気を付けて生活することで

無理をしないように気を付けるので、結果的にまだ再発してないのかなと思います。

 

他には日光を浴びる、散歩をする、筋トレをする、人と話す、です。

でも無理してやると逆効果なので自分の体調と相談しながら少しずつやりました。

一進一退という感じでした。

部屋でリラックスしている女性のイラスト

病気が治った後はどういった仕事を選んだ?

現在は給付金が先月に終わったばかりなので、専業主婦をしています。

あとは収入が出れば良いなと思いながらいくつか事業を育てています。

別件で手術を控えている関係で、まだ雇用される形のお仕事はしていないのですが、

身体が元気になり次第、雇用される形のお仕事+自分の事業で生活できたら良いなと考えています。

まとめ

  • うつ病に関して「頑張る」ことは逆効果
  • 病気の症状が出ないように我慢するのは悪化を招くだけ
  • 病院に行ったきっかけは文字が読めなくなったから
  • 薬は飲んでいなかった
  • うつ病の初期は起き上がれず天井を眺めていた。
  • ちょっとしたことでも自分を褒めるのが大事
  • うつ病のあいだの生活費は「貯金」「祖母が家賃光熱費を負担」「2年4ヵ月の給付金」
  • 治るまでに2年くらいかかった
  • うつ病を治すにあたって一番効果を感じたのは「早く治そうと焦らない」こと
  • 病気が治った後は専業主婦+事業を育てている

頑張ったり焦ったりしなことが一番です。が、

言うのは簡単ですが難しいことですよね。

「頑張りすぎた…ちょっと休もう」の繰り返しでした。

辛抱強く付き合って行くしかないのだと思います。

自分へのご褒美を微笑んで見つめる女性のイラスト

今は元気に過ごせている人が居るという事実で、

少しでもあなたが救われたら嬉しいです。

 

うつ病になってから今も続けている筋トレは、

【体験談】カーブスを2年4か月続けてわかった!良かった点&気になる点

 

うつ病が治った今でもちょっとしたことでイライラしやすくなってるなあと感じます。

そんなときは自分なりの方法↑を試して解消しています。

注意:絶賛うつ病の方は上記の方法だけでは解消できない可能性が高いので、

主治医の先生にも相談してくださいね。

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